鈴(すず)とは、金属や陶器などでできた中空の球の中に小さな玉を入れたもので、振って鳴らす楽器。
神道では、神楽舞(かぐらまい)を巫女(みこ)が舞うとき手に持って鳴らす巫女鈴や神社の拝殿で神の注意を引くために振り鳴らす鈴がある。
『日本書紀』の顕宗紀には、即位元年の2月に置目という名の老婆が顕宗天皇のもとに亡父の骨の所在を示したため、天皇は礼として置目を宮殿の近くに住まわしめ、自分のもとに参る時は「縄の端に鐸を掛けて鳴らし、取次の者に到着を知らせよ」と詔したという記述がある。これは日本における実用的な鈴の使い方としては最も古い例に属すると思われる。
鈴は邪なるものを祓う力があると考えられており、鈴の音によって邪気を払うと考えられている。